

― 素材を極め、技を重ね、感動を届ける ―
選び抜かれた天然本鮪の持つ旨味を、最高のかたちで届けるために。
一番星の店主・髙川が編み出した「髙川式解凍方法」によって、素材の力を最大限に引き出し、保存料を使わず手間ひまかけて丁寧に仕込んだシリーズです。
「漁獲された瞬間に味が決まる」と言われ、価値の幅が狭いとされてきたマグロという魚。
しかし、ichibanboshiでは、そこに職人の技と工夫を重ね、
**"手を加え、味を加える"**ことで、本鮪に新たな命を吹き込みました。
CRAFT SERIES
本質を見極める眼が、味を決める。
本鮪の味は、漁獲されたその瞬間に決まる——。
その本質に気づいたのは、築地のマグロ専門セリ人として10余年、10万匹以上のマグロを見てきた経験からでした。
市場に出回るマグロの多くは、ただ切り分けられて「加工品」として流通していきます。
しかし本来、加工とは、葡萄がワインに変わるように、素材に新たな命を吹き込む行為であるべきだと、私は思うのです。
だから私は、本鮪に”味付け”にすることで、マグロが本来持つ旨味を引き出し、古来の知恵と現代の技術を融合させた「Craft Tuna」シリーズを立ち上げました。
解凍には、自ら開発した「高川式解凍法」を採用。
最適な塩分濃度5%の塩水で、細胞内の自由水を引き出し、酸化と腐敗を抑える。
保存料やpH調整剤に頼らず、-18℃でも高品質を保ったままの冷凍流通が可能に。
この味は、知識と経験と信念からしか生まれません。
“ただの加工品”では終わらせない。
素材の本質に、もう一度、命を吹き込む。それが、Craft Tunaです。


PHILOSOPHY
― 味わいは、手業(てわざ)のなかに宿る ―
海より授かる命を、そのまま食すことに、
どこか物足りなさを覚えるようになったのは、
いつからだっただろうか。
切るだけでは、魚はただの“素材”となる。
けれど、ひと手間かければ、
そこに人の手の温もりが重なり、
“いのち”が“味わい”へと変わってゆく。
タレに漬け、味噌に包み、油で煮含める。
火のまわりを見つめ、香りの立ちのぼりに耳をすます。
そうして育まれる味には、
どこか懐かしく、どこか新しい、
季節の気配や、人のまごころがにじむ。
Craft Tunaとは、
ただの加工ではなく、所作と心を味に写す、和の手仕事。
早さより丁寧さを、
効率より余白を、
派手さより静けさを、私たちは選ぶ。
そして、ほんのひと口で、
今日という日が、少しだけ豊かになるように――
そんな願いを込めて、一つひとつ、仕立てています。
